一人で生きるには長すぎる、二人で生きるには短すぎる

last update 2021/02/20


ある老婆が一人の修行の僧に対して仏道修行専一を願い草庵を建て供養し、若い娘を遣わしては面倒を見ていた。
修行も相当進んだであろうある日、老婆は娘に「お坊さん抱きついて誘惑してみなさい」と言いつけた。
修行僧は少しも動揺することなく平然として、「枯木寒厳に倚って、三冬暖気なし」と言い放った。
老婆は、二十年もの間供養し修行に打ち込ませたのに、その程度の修行しか出来ていないのかと怒った。
その修行僧を追い出し、老婆は草庵まで焼却してしまったという。。
 枯木寒厳に倚って、三冬暖気なし


人は頭で理解しただけでは行動を変えない。人が行動を変えるのは、心が動いたときだけだ。読んだ人を行動させることができなくて、なにが文章屋だ。誰かの人生を変えることができない文章に価値はない。
 文章を「書ける人」と「書けない人」のちがい


量は決して質を凌駕できない。質的イノベーションを欠いた量の拡大は、スケールメリットどころかスケールデメリットを招来しかねない。
 セブンプレミアム進化論 なぜ安売りしなくても売れるのか


今やこういった「お約束」は、ほとんど拘束力を持たない。しかし知って向かい合うのと、知らないでやり過ごすには、大きな違いがある。
 時計に息づく「クラス」とは?


 一通り出来るようじゃな、と老人が穏かな微笑を含んで言う。だが、それは所詮射之射(しゃのしゃ)というもの、好漢いまだ不射之射(ふしゃのしゃ)を知らぬと見える。
 弓矢の要いる中はまだ射之射じゃ。不射之射には、烏漆(うしつ)の弓も粛慎(しゅくしん)の矢もいらぬ。
 その胡麻粒ごまつぶほどに小さく見える姿をしばらく見上げていた甘蠅(かんよう)が、やがて、見えざる矢を無形の弓につがえ、満月のごとくに引絞ってひょうと放てば、見よ、鳶は羽ばたきもせず中空から石のごとくに落ちて来るではないか。
 名人伝


ひとつずつ、置いていく。
毎日、忘れる。
日々、すっからかんから始める。
  東野ひろあき


運命よ そこをどけ オレが通る
  マイケルジョーダン


素朴な琴      八木重吉
  この明るさのなかへ
  ひとつの素朴な琴をおけば
  秋の美くしさに耐えかね
  琴はしずかに鳴りいだすだろ


「本気でやれば大抵のことが出来る、本気ですれば何でも面白い、本気でしていると誰かが助けてくれる」
 (長野県安楽寺住職のお言葉)


不完全な美こそが美しい。


私はあんなに雄弁に愛を語るキスを知らない。
あんなに甘美で深い愛情の抱擁を知らない。


当たり前のことが一番難しい、当たり前を積み重ねると特別になる


色は匂へど 散りぬるを
我が世誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず


悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである


この一球は絶対無二の一球なり


この世に生き残る生き物は、最も力の強いものでもなく最も頭のいいものでもない。変化に対応できる生き物だ。


努力に勝る天才なし


「階層社会にあっては、その構成員は(各自の器量に応じて)それぞれ無能のレベルに達する傾向がある。」(ピーターの法則)


桃李言わざれども下自ずから蹊を成す


抱かれるたびに体が震えるくらいあなたを好きになっていく


義を見てせざるは勇なきなり


天使のように繊細に悪魔のように大胆に


「雨にも負けず、風にも負けず」、ちょと悲しい話だよね。
今はそんな時代じゃない。
「雨に喜び、風を楽しむ」、そのいう気構えでいたい。


祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
娑羅双樹の花の色
盛者必衰の理(ことわり)をあらはす
おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし
猛(たけ)き者も遂には滅びぬ
偏(ひとへ)に風の前の塵に同じ


朝に道を聞けば夕に死すとも可なり