日本 > 北海道 >

函館市 札幌市 千歳市 旭川市            
2/2 6/6 2/2 3/3            
                   
                   
                   
                13軒13杯

函館市 2軒2杯

味の一番@北海道函館市
ラーメンイクラ丼セット1250円 2012年7月30日
ラーメンは塩、醤油、味噌から選べますが、函館だから塩でお願いしました(味噌は100円増し) 。角盆に収まりきれないほど大きな丼に飲みきれないほどのスープが並々と注がれて、もう、見ただけでお腹いっぱいなのを押してスープを味わってみると、塩味と言うよりバター味、寝ていた身体が一気に起きてきました。ベースは鶏ガラなのか豚骨なのかも分からないほどバター味、この地だからありなのでしょう。中太麺は岡田製麺製で朝食にしては量があります、ありますがスープ以外は全部食べないとな。そのバター味のスープに相対する塩辛さのチャーシュー、メンマにゆで玉子1個分、お麩はなくて板海苔でした。
イクラは自家製と書かれていて醤油漬けが自家製なのでしょう、高級寿司屋のとは食べ比べできませんけど、サラリーマンが行くことができる居酒屋で食べるのより数ランク上の味わい。なんと言っても色合いが素晴らしいし、ぷちぷち感も形容しがたいほど。
たつみ大門横丁店@北海道函館市
はこだて塩ラーメン650円 2012年7月29日
北海道のラーメン屋さんは、開店するときに製麺所から暖簾を贈られる習慣があり、製麺所名がほぼ間違いなく暖簾に染め抜かれています。塩味というよりバターが強いスープ、出汁の詳細はよく分からないけど魚介を強く感じます。本場の西山製麺の縮れた細麺は味が違いますね、スープとの相性が違いますね、関東で食べる西山製麺とは違う味ですね。トッピングは巻チャーシュー、平たいメンマ、ピンクのなると、刻みネギ、お麩が乗ってるんだ。お麩は海苔の代わりなのかな、よく分からないけど。

札幌市 6軒6杯

らーめん五丈原(ごじょうげん)本店@札幌市電東本願寺前(北海道札幌市中央区)
とんしお680円 2013年10月24日
おお、噂に通りの旭川ラーメンの麺相。口当たりは薄く感じますが飲むほどに美味しくなる塩味ベースのスープ、豚骨出汁を手間暇掛けて煮出していて支店が一店しかないは少なすぎるでしょう。やや固めに茹で上げられている細麺がスープに良くあってとても美味しい、するすると麺を啜ってしまいます。チャーシューがトロットロで美味しいですねえ、メンマ、板海苔、薬味ネギ、と必要十分なトッピング、スルッと食べてしまってご馳走様。
麺屋彩未(さいみ)@札幌市営東豊線美園(北海道札幌市豊平区)
味噌ら〜めん700円 2013年10月24日
挽き肉、玉ねぎ、もやしを豚骨出汁ベースの味噌スープと一緒に炒めてあり、毎日食べられる味噌ラーメンってのを突き詰めていくとこういう形になるんじゃないかな。森住製麺の真っ黄色な中細縮れ麺が実によくスープに絡んで、するすると食べられます。チャーシューにはちょこんと生姜が乗せてあり、僅かに残る後味をすっきりさせてくれます。
さっぽろ純連(じゅんれん)札幌本店@澄川(北海道札幌市豊平区)
みそ800円 2012年7月30日
色艶のハッキリした麺相、火傷をしないようにそっとスープを飲んでみると新横浜ラーメン博物館で初めて食べた感動が蘇ってきます。すんげえ旨いよ、ラー博のより、(高田馬場の)東京店より、一味も二味も上をいく味噌スープ。ラードの脂がかなりたっぷりなので最後の一滴まで熱いのですが、多少の火傷も覚悟で食べてしまう、食べさせられてしまう旨さです。中太麺を啜るだけで身体全体が味噌で覆われるほどの美味しさ、チャーシューもメンマもモヤシもタマネギもネギも美味しい。
ラーメン二郎札幌店@札幌(北海道札幌市北区)
小650円+生姜50円 2013年10月24日
クタッとする直前の絶妙な茹で上がりのモヤシとキャベツ、キャベツは青いのと白いが混在していて、そのまま食べても美味しいしスープに浸して食べても美味しい。太めの平打ち麺ですが自家製麺と言うこともあるのか、太さにばらつきがあります。太さが違うので茹で上がりが違ってしまうのですけど、このばらつきが食べ手を飽きさせません。程よい乳化、脂、出汁がよく出ていてカネシがきっちり効いていてグルたっぷり、北の大地でここまでのクオリティとは驚きました。
らーめんそら@札幌市営南北線すすきの前(北海道札幌市中央区)
辛味噌らーめん800円 2013年10月25日
先ずはレンゲでスープを飲んでみると豚骨出汁ベースに濃厚なのに濃すぎないとても美味しい味噌味、辛さは殆どありませんが、トッピングされている辛味餡を混ぜ合わせてみると豹変。バッと汗が噴き出るほどの辛さ、もの凄く辛いじゃないですか。(暖簾に書かれているように)カネジン食品の中細麺がかなり美味しい。大きめのチャーシューには生姜がおろしてあり、少しずつスープに溶かして味わうといい感じです。何気にメンマがとても美味しく、ここ北海道に来て初めて味玉を食べたような気がします。
ひぐま中央市場店@二十四軒(北海道札幌市中央区)
味噌らーめん750円 2012年7月30日
丈の高い真っ白い丼にキレに盛り付けられています。美味しいラーメンは見た目が美しいと考えていて、もう、食べる前から美味しそうなラーメン、真っ白いレンゲでスープをすくって飲んでみると味噌味より上湯スープの美味しさが先に来ます。味噌もとても美味しいけれども、上湯スープだけを味わってみたい気にもなります。金華ハムってこうしてダシに使われる事でしか味わったことがないけど、ハムそのものも味わってみたいですね。麺は間違いのない真っ黄色の西山製麺の縮れた細麺、このスープのためにあるような麺、麺を手繰る箸が止まりません。スープには挽き肉がふんだんに溶かし込まれ、白髪ネギ、青ネギのしゃきしゃきした食感もいいアクセントになっています。メンマと味玉は無くてもいいんじゃないかな、こんなにスープと麺が美味しいんだから。

千歳市 2軒2杯

えびそば一幻@新千歳空港(北海道千歳市)
えびみそ750円 2012年7月30日
スープの種類は「そのまま」、「あじわい」の2種類で、「そのまま」が基本で、「そのまま」にトンコツスープを加えたのは「あじわい」。タレの種類はみそ、しお、しょうゆでいずれも同額、通常は太麺ですが細麺にもできますとあり、そのまま、太麺。頭を中心とした海老だけからの出汁とするスープは見た目ほどは海老海老していませんが、味噌といい感じで調和していて幅広い年齢層に受け入れられそうです。麺は(純連と同じ)またしても森住製麺で、これがまた本場北海道では生き生きしていて美味しい、都内で食べると複雑な思いだけど。トッピングはチャーシュー、海老そぼろ、味玉、青ネギ、マー油(?)が掛かっています。
けやき新千歳空港店@新千歳空港(北海道千歳市)
味噌拉麺850円 2013年10月26日
多くの北海道のラーメンがそうであるように表面を覆ったラードがかなり熱そう、一口目をレンゲでスープを飲めば猫舌の私なら大火傷しそう。箸を差しいれて麺をすくい上げて食べる、中太のプリプリ麺ですけど、何となくスープ専攻の位置付けに思える。続けてスープを飲んでみると、熱いけれども熱いだけじゃなくて旨味もあるのがけやきのラード、がスープによく染み渡っている。多くの食材を複雑に組み合わせて作り上げた唯一無二の味わい、味噌ラーメンを食べ慣れた北海道のラーメン好きを唸らせるのもよく分かります。野菜はキャベツがメインでモヤシ、ニンジン、キクラゲ、白髪ネギもいい感じです。

旭川市 3軒3杯

山頭火旭川本店@宗谷本線旭川(北海道旭川市)
しおらーめん800円 2013年10月25日
この小さめの丼にぎゅっと詰まっていて、風合いや香りを重視しているのでスープは熱々ではなく、そのまま一口目から最後の一滴まで一気に飲める味わい。ラーメンのスープは熱くなければ派の人には厳しい口当たりですが、私は猫舌なのでこの温度がとても食べやすいです。固めの細麺、トロトロのチャーシュー、丸ごとキクラゲ、細切りメンマ、ナルト、そして未だに食べ方の謎が解けない梅干し。口当たりは東京で食べた味わいと変わりませんが、喉ごしあとのすっきりさが違う気がします。
らーめんや天金四条店@宗谷本線旭川(北海道旭川市)
正油ラーメン700円 2013年10月25日
火傷するかと思うほどの熱々のスープ、豚骨、鶏ガラをかなり長時間煮込んで作られているようで、とろみがあるけどキレがあります。醤油ダレもいい感じで利いていて、中太ちぢれ麺が程よく絡んでとても美味しいです。大きめのチャーシューが2枚、コリコリと噛み応えのメンマ、薬味ネギとあくまでもスープを味わうラーメンのような気がします。
蜂屋本店@宗谷本線旭川四条(北海道旭川市)
ラーメン700円 2013年10月25日
「濃いめ」でお願いした豚の脂身とラードに鰹節を加えて煮詰めたラードの香りがたまらない。スープは豚骨出汁とあじの丸干し出汁のダブルスープ、各々のスープを冷ましてから合わせているとのことで、味が混じり合わずに別々に存在する。この味が混じり合っていないのがスンゲエ旨いじゃないですか、この縮れた細麺が実によくスープに合います、食べているウチにスープが馴染んできてどんどん美味しくなっていくし。驚くほど大きなチャーシュー、隙間を埋めるようにたっぷりのメンマ、白ねぎ、シンプルにして一番美味しい組み合わせです。